

二つだけを作る。
機能を、とことん追求するために。
私たちは、すり鉢とおろし器だけを作る専門窯元です。数ある焼き物の中から、この二つに商品を絞り込んでいます。
道具には、それぞれに求められる「機能」があります。すり鉢なら、よくすれること。おろし器なら、よくおろせること。特化するからこそ、その機能をとことんまで追求できる。
作るものを増やすのではなく、二つに絞り、その機能を磨き続ける。それが、すり鉢・おろし器専門窯元「もとしげ」のものづくりです。
元重製陶所MOTOSHIGE CERAMIC
水がめから植木鉢へ。そして、すり鉢とおろし器へ。
元重製陶所は、1925年の創業以来、時代の暮らしに合わせて作るものを変えてきました。
一貫してきたのは、道具を作り続けること。
そして、その道具に求められる機能に向き合うこと。
作るものが変わっても、この姿勢は変わりません。


私たちは、すり鉢とおろし器だけを作る専門窯元です。数ある焼き物の中から、この二つに商品を絞り込んでいます。
道具には、それぞれに求められる「機能」があります。すり鉢なら、よくすれること。おろし器なら、よくおろせること。特化するからこそ、その機能をとことんまで追求できる。
作るものを増やすのではなく、二つに絞り、その機能を磨き続ける。それが、すり鉢・おろし器専門窯元「もとしげ」のものづくりです。

すり鉢の命は、内側に刻まれた「くし目」。私たちは、その一本一本を職人の手で刻んでいます。
なぜ、手作業なのか。型押しでは生まれない鋭さを出すためです。職人が土の状態に合わせて力加減を調整しながら刻んだ鋭いくし目は、食材をしっかりと捉え、少ない力ですりつぶすことができます。
手作業そのものが目的ではありません。楽にすれるすり鉢を作るために、この作り方を続けています。

その理由は、圧倒的な刃の鋭さ。セラミックを砕いて作った破片の鋭い部分を刃として生かし、独自技術で一つひとつ並べています。
鋭い刃が食材をしっかりと捉えるから、力まなくても、すっとおろせる。型で作られるおろし器とは全く違うおろし心地を、この製法で実現しました。
この独自の製法を可能にしたのが、5年かけて開発した専用の機械。開発の時間も技術も、すべては「軽い力でおろせる」という使い心地のためにあります。
暮らしが変わるたび、求められる道具も変わる。
何度も模索し、ときには危機に直面しながら、私たちはこの地で作り続けてきました。元重製陶所の百年は、変わることを選んできた百年でもあります。
島根県西部の石見地方。この地で作られる陶器が、国指定の伝統的工芸品でもある「石見焼」です。
耐火度の高い良質な土を、高温で焼き締める。そうして生まれる硬く丈夫な器は、かつて水がめとして人々の暮らしを支えてきました。
陶器でありながら、磁器のように硬い。その特長は、鋭く欠けにくいすり鉢の「くし目」に生かされています。一方で、陶器特有のざらつきが食材をしっかりと捉えます。
石見焼は、すり鉢作りに最適な焼き物なのです。



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